
INTERVIEW
酉水 悠理(Yuri SUGAI)
2022入社
Viable Vision Expert
1. 前職の仕事・バックグラウンド
新卒で独立系のモーターメーカーに就職しました。もともと戦略コンサルや政治家を目指していたのですが、ある先輩から「実業を見ずに相手にアドバイスはできない」と言われ、事業会社への就職を決めました。社内では経営企画や経理として拠点戦略やM&Aも含めひと通りの仕事の流れを体験しました。いまでも「ものづくりは価値の源泉だ」という誇りを持っています。
もともと何かに没頭したり、知識を集めるのが好きで、高校ではクイズ研究部に入るなど、知識偏重型の東京育ちお受験ボーイでした。大学でも文学部で歴史学を専攻しています。ただ、昔からなんでも楽をしたがる性分で、「要領が良いね」というのが当時のわたしにとっての一番の褒め言葉でした。
2. ゴールドラットに入社を決めた理由
TOCとの出会いは2020年ごろ。社内の改革プロジェクトに誘われ、そこで教わりました。理論は分かりやすく、直感的に正しいと思えるものでした。ところが実際はプロジェクトメンバーが何年も活動してきた割には定着しておらず、社内でも先鋭的な集団と扱われておりました。
このギャップに苦しみ、プロジェクトは解散の憂き目に遭うのですが、そんな中でゴールドラットが募集をしていることを知り、単純な理論なのに、なぜ多くの人が使いこなせないのかを解き明かしたいと思い、入社を決めました。この頃から、組織マネジメントに興味を持ち始め、個人として能力を突出させたとしても、集団ではあまり意味を持たないことに気がつきます。とはいえ、まだまだ知識量こそ全てという価値観に囚われていました。
3. 前職とのギャップ
入社以来、通勤・職場無しという働き方になりました。ゴールドラットには「論理の前に人はみな平等である」と言う信念があり、一般的にはどこの組織にもある上司・部下の関係はおろか、先輩・後輩の関係すら明確に意識することは少ないという、極めて開明的で珍しい環境です。
人生の先輩が圧倒的に多いにもかかわらずこれが成り立っていますから、ベテランメンバーが時間をかけて形成してくれた良き文化です。
チーム内での合わせ込みはありますが、自分の頭で考えた答えなら、一生懸命な根回しや誰かにお伺いを立てる必要はありません。論理的なプロセスを重視するわれわれにとって、失敗も成功も飯の種ですから、強気に取り繕う、失敗を恐れて抱え込むということは、この社内にあっては無意味なので、むしろ健全に育つことができています。褒め言葉は「そうそう、それが言いたかった!」に変わりました。短く明瞭に相手に刺さる言葉を導くことが価値観の中心になっていきます。
4. 現在の仕事・役割
現在はエキスパートとして、クライアントでの実践や、普及活動としてのセミナーなど日々どこかの企業や組織の実際の現場にいます。メンバーの働き方はさまざまですが、クライアント先でリアルなワークショップをすることが一番多いと思います。科学的に仮説を立てるためには正確な前提条件が不可欠で、とりわけビジネスの世界ではリアルな情報ほど価値が高く、現場に足を運ぶことが重要です。もちろんオンラインツールも多用していますし、わたし自身もネット世代ど真ん中なのですが、相手の表情や空気感など言葉には表れない非公式なコミュニケーションにこそ価値があると気づいてからは、出来るだけ直接お会いしています。
こういう知見は、若者からすると「いぶし銀」で敬遠しがちというか、時代遅れと思われがちですが、逆に素直に理由に納得して取り込んだ方が、同世代の中では差別化要因になりお得です。
ゴールドラットでは仕事上の神髄となる知見を磨き合う内部会議が毎週あり、産業界での経験深いメンバーが自然とやってきた知見を言語化して 、みんなが使える武器にしています。
5. ゴールドラットの魅力
ゴールドラットの良いところは、論理的コミュニケーションと継続的に改善させるプロセスを重視していることです。それは、われわれこそが最もTOCを体現するという姿勢の表れです。
全体最適は、裏返せば個別最適を無くすことです。
もしTOCや全体最適を知らなければ、社会的成功の手段は、個人の市場価値を高めることだけになってしまうのではないでしょうか?転職市場のみなさんもきっとそうなのだと思います。同じように、世の中には個人主義・成果主義が溢れています。
ところで組織や会社の目標は永続的な繁栄(儲け続けること、成果を出し続けること)です。全員がスーパースターだったらものすごい成果を生めるかもしれませんが、現実の人間の能力にはばらつきがあります。社会性が人類の強みなら、人のつながりと能力のばらつきが前提となるマネジメント理論をたしなむことは損ではないはず。
これを学べることが、ゴールドラットへの転職をおすすめする理由です。
いま、多くの人はこれを勘と経験と度胸で乗り越えています。TOCは、勘と経験に代えて、そこに確かな航海術を与える大発明なのですが、気付いている人はほんの僅かです。だからこそ、この仕事には価値があるし、眠っている需要は計り知れません。端的に言えば、まだまだブルーオーシャンなのです。
6. 今後の目標
経営のことならゴールドラット、というような存在にすることが今の目標です。
そのためには、多くの業界で実績をつくり、世の中を驚かせるような圧倒的な成果を生み続けることが必要です。今ですら、本当に少ない人数で、誰もが知るような企業や組織を舞台にたくさんの成果を生んでいるのですが、業界の垣根を越えてその名が轟くというところまでは届いていないと思います。
願わくは、そこに名前が載り、評判が評判を呼ぶような状態を目指していきたいと思います。世のため人のためですから、別に自分でなくても良いのです。どうか、確率を少しでも上げるために、わたしたちの仲間として一緒に金字塔をうち建てませんか?
これがきっかけで「気持ちが動きました!」という人が一人でもいらっしゃれば、それは今のわたしにとって最高の褒め言葉になると思います。
