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Dr. Eliyahu M. Goldratt

エリヤフ M. ゴールドラット 博士

1947-2011

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限界なんて、ないんだ。


ゴールドラット博士は「ビジネスマネジメントの第一人者」、あるいは「天才」と呼ばれていました。博士はたくさんの顔を持っていました ―― 教育者、科学者、理論家、そしてビジョナリー(先見者)。私たちゴールドラットグループにとっては、先見の明がある父であり、会長、そして何より、私たちのメンターでした。博士は自身の人生をかけて、価値観やアイデアを広め、それは私たちがいまも大切にしているものです。
 


博士のビジョン

博士というすばらしい巨人の肩の上に立って、私たちはその価値観を大切にしながら必要な変化を起こし、あらゆるところで価値をつくり出し、明晰に考えることを広める活動をしています。

人には選択の自由がある。そして、私は充実した人生を送ることを選択する。そして、それを実現するために、興味のある分野の因果関係を本当に理解するために時間をかけている…あなたが私と同じことをするのを妨げているものは何か?

​ゴールドラット博士

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動画アーカイブ

​月曜日が楽しみな会社にしよう!

訓練すれば、だれでも天才になれる

著作に見るゴールドラット博士の歩み

1970

​年代

1980

​年代

1990

​年代

2000

​年代

2010

​年代

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ゴールドラット博士はテルアビブ大学で科学の学士号を得ました。さらに、科学の修士号と物理学の博士号をバル=イラン大学で得ました。そして博士は制約理論(Theory of Constraints)の考えを発見し、創造し、開発しました。制約理論 - それは組織や個人に役立つ包括的なフレームワークです。

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1984年に初めて出版された『ザ・ゴール』は、TOCのコンセプトの生産への適用が書かれていました。この物語は実話に基づき、TOCのコンセプトと考え方について書かれたベストセラーで、世界中の多くの大学のビジネスや生産工学、またはマネジメントコースで使用されています。

生産

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『ザ・レース』は、ゴールドラット博士の同僚ボブ・フォックスとともに開発したワークショップを本にしたものです。この本では目標を持ったシステムのなかでの流れの継続的改善プロセス(POOGI)を描いています。

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『コストに縛られるな!』ではその当時、主要な課題とされていたことに対する博士のアプローチを記した本です。それは、海のように広く深いデータの量があるなかから、どのように情報を見つけるのか、というチャレンジ。「情報とは私たちが聞く質問に対する回答である。ならば、その情報を見つけるためには、どの質問をすべきかを知る必要がある……」

​営業・マーケティング

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制約が市場にある場合、何をすれば良いのか-もし課題が需要を生み出すことであるなら?『ザ・ゴール』の続編である『ザ・ゴール2』では、ゴールドラット博士はマーケティングと営業のためのTOCソリューションを​紹介しています。

​サプライチェーン

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​プロジェクト

​『クリティカルチェーン』ではプロジェクトマネジメントへのTOCアプローチを記し、なぜプロジェクトが期日通り、またスコープや予算通りに終わることが少ないのかについて明らかにしています。プロジェクトを管理するもっとよい方法はないのでしょうか? プロジェクトの計画と実行の仕方を根本的に変えることから始まります。

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戦略と戦術

​『チェンジ・ザ・ルール』1.技術によってもたらされるパワーとは何か? 2.その技術でどんな限界が取り除かれるか? 3.どんなルールや方針がその限界に対応するために現実には行われていたか? 4.どんな新しいルールや方針が取られるべきか? 5.ルールの変化に合わせて、技術にどのような変化が求められるか? 6.その変化をどうやって起こしていくのか? これらの質問に答えて初めて、その技術は期待されている価値を生み出すことが約束されます。

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全体最適のアプローチ

博士自らが自身の作品の中で最も重要な著書と題する『ザ・チョイス』では彼の人生の哲学を明らかにします。「1.人は善良である。2.対立はすべて取り除くことができる。3.どんなに複雑に見える状況も、実はきわめてシンプルである。4.どんな状況でも著しく改善することができる。限界なんてない。5.どんな人でも充実した人生を達成することができる。6.常にウイン・ウインのソリューションがある……」

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根本的な変化へのバイインを得るのは容易ではありません。小売りの店舗のすべてにおいて従来のルールを変えてマネジメントをすることは、恐ろしく大きな挑戦です。『ザ・クリスタルボール』では同族会社の小売りチェーン店の話を通して、小売りの環境でのTOCソリューションや、根本的な変化へのバイインを得られるテクニックを明かしています。

小売り

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ゴールドラット博士から日本の皆さんへのメッセージ

「ザ・ゴール」を日本に翻訳を長年許さなかった唯一の国日本。それがゆえに、私は日本嫌いであるという印象を与えてしまったのはとても残念なことです。私の友人の日本人の多くの方々がご存じのように、私は日本をそして日本文化を敬愛してやまない人間です。そのあまりの敬愛するあまり、私の本を翻訳することを恐れたというエピソードは本当のことです。TOCの2つの重要な考え方は、「人はもともと善良である」「ものごとの固有の単純さ」はまさに日本の文化にマッチしているものであり、世界の他の国に比較してはるかに効果が出てしまい、他の国が追いつけなくなるほどの競争力をつけるのを恐れたのです。

私には3人のヒーローがいます。一人はニュートン、そしてガンジー、そして大野耐一氏です。私にとってこの3人は人類史上でもっとも重要な人物だと思っています。大野耐一氏は他の二人に比較して過小評価されているのではないかと私は思っています。大野耐一氏は極めて重要な人です。彼はその素晴らしい考え方で世界の工場を変えました。それは今も続いている目覚ましい成果をみれば明らかです。しかし、残念なことに、多くの方々は、大野耐一氏の偉業のほんのわずかの一部であるJITとかカンバンなど表面にしか目を向けません。これは大変残念なことです。彼のもっとも大きな偉業は、全体最適という言う考え方です。それをいかにトヨタという自動車産業に適用したものがJITであり、カンバンなのです。我々は、そういった表面に目を向けるのではなく、彼の全体最適という考え方から学ぶべきなのです。私は、大野耐一氏から多くのことを学んだと公言しています。私の開発したTOCの数々の手法は、大野耐一氏の全体最適という考え方を幅広く適用できるようにしたものです。

長年、私は、日本をユニークな国だと思っていました。そしてそれは時を経て、訪問を重ねるごとにそれを強く確信するようになっています。私の著作をどの国よりもたくさん読んでいただいていること、そして、どの国よりも早く、目覚ましい実績が次々と出ていることは驚くにあたりません。なぜかというと、日本は「和」というすばらしい文化をもつからです。残念ながらここ十数年の間、日本はその強みを失いつつあることを知って私は驚いています。一方、TOCを導入することで、日本の文化の「和」の大切さを思い出したという多くの感想を得たりすることは、とても光栄なことだと思っています。 国土交通省が世界のマネジメントを変えようとしています。

TOCは世界中で活用され、今も進化し続けています。その適用範囲は、あらゆる産業界、行政、組織、学校、病院、刑務所の更生プログラム、個人の生き方に至るまでとなっています。もっとも重要な最新の成果はS&Tツリーでしょう。企業は繁栄しつづけなければなりません。それは誰もが望むことです。しかし高いビジョンを実現することは、組織のトップからボトムまで、戦略と戦術を共有して調和を保って活動していく必要があります。実現不可能と思われるビジョンを、戦略と戦術を組織のあらゆるところで共有し、調和を保ちながら、実現可能なビジョンとして、繁栄しつづける企業となる。世界中のゴールドラットグループのエキスパートたちが、各地でそういう事例を構築しています。今回、こういった活動を日本でも開始するため、ゴールドラットコンサルティングを設けることにしました。ディレクターとして岸良裕司を迎えて、世界中のゴールドラットグループのリソースをつかって、繁栄しつづける企業の構築のお手伝いができればと思っています。

​エリヤフ・M・ゴールドラット

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